再生紙使用
高萩市が抱えている諸問題!!3
2002年11月号からお知らせしいる高萩市が抱えている問題の続報です。3月議会を経て新たな進展を掲載します。
財政危機問題……3月議会で予定通り約5億5千万の削減をした平成15年度の予算が可決しました。また、議会としても、経費削減は当然考えなくてはならない問題です。さしあたって、議員定数を2名削減し、18名としました。次の改選(本年10月予定)から実施されます。
この定数削減によって、年間約1400万円の削減になります。しかし、議員が減れば少数の議員で物事が決まってしまうという弊害も起こり、少なければいいという問題ではありません。議会では多くの市民の考えを反映させなければなりません。18名の定数は県内の市では最少で、良識的に判断すればぎりぎりの選択だったと思います。
定数削減を決めるとき、18名案のほかに10名という案も出されました。10名にしようとは議会制民主主義を愚弄する全くふざけた考えで、とてもまともな議員の提案とは思えません。
この財政危機の根元の理由は、「グリーンタウンてつな住宅団地」「赤浜工業団地」等の無謀な開発が原因であると明らかになっています。
専門家によれば「60万人都市規模の開発であり、信じられない。当時の市長や議員の責任は重大」と言っております。
病院問題……高萩協同病院の新築移転場所について、「グリーンタウンてつな住宅団地」の土地を無償提供することは、これまでも何度もお知らせしてる通り、財政問題で法律的に不可能であることは変わりありません。
現在、すでに市有地であれば提供できるということで、「高浜グランド」を移転場所にしようとの提案が出され、3月議会で可決されました。移転するかしないかは協同病院の意向次第です。
病院は大変重要で必要であり、病院新築に反対するはずがありません。そもそも協同病院がグリーンタウンに移転新築できなくなった原因は、財政問題であり、前市長までの失政であると明確になっております。
合併問題……日立市と十王町の合併もほぼ確定。合併特例法期間内である、平成17年3月までの合併は前述のように大変困難な状況ですが、行財政改革、ゆくゆくは住民の皆様の負担を軽減するためにも、今後も検討推進してゆきたいと考えております。
新たな情報としては、合併反対論者である矢代議長と平副議長が議会の意志を無視し、隣接市町に対して不可解な行動をし、合併という困難な道をさらに助長させたことが明らかにされました。
ゴミ処理問題……この4月から不燃ゴミの回収も月2回から月3回に増やし、ペットボトルを資源ゴミに指定するなど、ゴミの収集方法が見直されました。
今後の問題としては、十王町が日立市と合併すれば、現在ゴミ処理や消防署、斎場、屎尿処理場を行っている高萩市十王町事務組合を清算しなければならず、また莫大な経費がかかります。その対策として、日立市と十王町が合併した後、新しい市と新たに事務組合を組織し、業務を引き継ぎできれば最小限の経費で押さえられるでしょう。
しかしながら、ゴミ処理にかかる経費は今後も増えることは避けられない問題です。公明党が推奨してきた「循環型社会の構築」が最も理にかなった方針といえます。これからも鋭意努力して参ります。
市議会議長問題……3月議会冒頭、未だ居座る矢代議長に対し、4回目の議長不信任案が出され可決されました。そして議会最終日、「議員矢代洋三君に対する懲罰の動議」が出され、13人の議員の賛成を持って可決されました。
この動議の提出理由は次の通りです。
1,議会運営の強行は議長の権限乱用である
1,合併の取り組みを意図的に遅らせ合併の実現を困難にした責任は重大である
1,議会の行革を意図的に遅らせ新年度予算に反映できなかった責任
1,議長不信任案を4回も無視続け議会制民主主義を破壊している責任
1,議長は議会の正常化の努力を行わない責任
1,今議会の全協等の運営は議長権限の乱用である
なお、どのような懲罰が与えられるかは懲罰委員会で決定され、本会議ではかられることになります。
選ばれる人によって政治が変わるのです。
私たち一人一人が持つ選挙権の重大さを考えて参りましょう。