<再生紙使用>
  市議会議員
 今川としひろ
 
発行・問い合わせ先  今川敏宏 рQ4−3079
 
民主主義の理念に違背する少数強行開会
高萩市議会 矢代議長の暴挙を許さない!
 
 新聞等の報道ですでにご存知とは思いますが、6月10日(月)定例議会初日、民主主義の根幹をふみにじる市民に対する背任行為が行われました。それは、半数にも満たない議長・副議長ほか5名の議員だけで本会議を強行開会したのです。このことがどんなに恐ろしいことか、良識ある市民の皆さんにはおわかりいただけると思います。
 
 
政治的・道義的采配・配慮も皆無 
    副議長・長老議員の存在意義を示せ!
 
 強行開会に参加した議員は以下の通りです。
  矢代洋三議員 (8期・議長)
  平 正三議員 (6期・副議長 共産党)
  根本 栄議員 (8期・議会運営委員長 元議長)
  飯田邦昭議員 (8期 元議長)
  篠原新一郎議員(8期 前議長)
  渡辺賢太郎議員(6期 元副議長)
  樫村幸一議員 (3期)
 
 見ての通り、長老議員と呼ばれている議員が顔を並べています。中でも、平正三副議長と根本栄議会運営委員長の責任は重大です。なぜなら、議長と同様に副議長・議会運営委員長にも議会を公平に運営する義務があるにもかかわらず、異常事態のまま議会を進めています。普通、どんな会議でも過半数以上の出席者がいなければ、会議は開かれず延期調整されます。最悪でも流会とし、審議が進むことを良しとはしません。なるべく多くの意見を聞き、審議することが民主主義の根幹だからです。基本中の基本です。国会などでも野党が審議拒否し欠席する等の報道は良く聞く話ですが、そういう場合でさえ与党が過半数以下での強行開会は聞いたことがありません。むしろ欠席者に対し、出席を促す努力をし、打開策に奔走するということが常識的な行動として行われております。私は議長・副議長のどちらからも一言の説明もされておりません。                            (裏面につづく)
今回の強行開会は全国的にも異例の暴挙!
 
 今回の定例議会での地方自治法第113条が適用できると解釈し、強行開会するという暴挙は、県内ではもちろんのこと、全国でも例はなく、聞いたこともない、まさに、歴史的な不祥事になるでしょう。
 
 
今回の暴挙が意味する問題の重大性    
 
 今回のように過半数以下の議員で議会が成立してしまうことになれば、議員定数そのもに意味がなくなります。現在の高萩市の議員定数は20名です。その3分の1の7名で物事が決まってしまうということは、3分の2の市民の声が無視されるということです。高萩市だけの問題ではありません。高萩市が事例としてあげられ、全国あちこちで同じ事態が起きるでしょう。すなわち、民主主義、基本的人権の抹殺につながる重大問題なのです。
 
 
高萩市が抱えている直面した重要課題にも全力
 
 私今川敏宏は議員に当選させていただいて以来、市民の皆様の声を市政に反映させるため全力で働いてきたつもりです。もちろん定例議会での一般質問は1度も欠かさず行ってきました。このことは議員20名中私一人だけです。
 今回の議会でも「協同病院の移転新築問題」「日本加工製紙の自己破産問題」「支援費制度(障害者福祉)について」「エコタウン構想(ゴミ問題)について」の4項目の質問を行う予定でした。しかし、今回の暴挙によって切り捨てられた形になりました。ですが、議会での一般質問だけが議員活動ではありません。日々全力で努力しております。例としては、日本加工製紙の問題では、いち早く執行部に対して対策本部の設置を要望し、従業員の諸問題を直接聴聞しながら、国や県の支援策なども調べたり、相談事の仲介もやらせていただいてきました。決して議会をボイコットして問題を先送りにしているのではありません。逆に今回のように少数による強行議会で、正常な審議・議論ができるでしょうか。絶対に無理です。
 
 
一刻も早く議会の正常化を!
 
 今回の問題の発端となった議長の進退問題には触れませんでしたが、いかなる理由があろうとも許されない暴挙であることに間違いありません。
 民主主義をむしばみ破壊しようとする暴挙を許すことなく、議会の正常化を目指し断固訴えて参ります。これからも皆様のご理解ご支援をよろしくお願い申し上げます。