平成28年6月議会一般質問


1.高萩創生について
 ①人口減少・少子化対策・高齢者対策
 ・ふるさと回帰、出会いの場づくりとして同窓会開催支援事業の創設
 ・高齢者の生きがいづくりと子育て支援になるよう祖父母手帳の発行
 ②新たな首都圏広域地方計画(国土交通省)
 ・首都部自治体との連携で交流人口、移住増を図る
 ・隣接自治体との連携で地域力アップ
 ③宿泊所づくり
 ・公営車中泊場整備…トイレ、治安がポイント

2.グリーンタウンてつな粗造成地の土地利用について
 ①具体的計画とスケジュール
 ・県の工事範囲はどこまでか、公園の設計ができてれば効率的では?

3.太陽光発電について
 ①メリットとデメリット
  ・被害状況
  ・経済効果
  ・課題と懸案
  ・ガイドライン策定は?

4.高萩市地域防災計画について
 ①要配慮者支援…避難行動要支援者、外国人、障がい者
 ・進捗状況と実施訓練は?(計画P.59)
 ②広報体制・方法
 ・災害情報伝達手段は確立し問題は解決しているか?(計画P.37)



<登壇1回目>

 私は通告しています4項目について質問いたします。
 1項目目、高萩創生についてです。
 1点目は、人口減少対策、少子化対策、高齢者対策としてふたつの提案をしたいと思います。
 先ずひとつ目に、高萩で育った子どもたちが、進学や就職のため転出し、そのまま帰ってこないというジレンマがありますが、帰ってこない理由はいろいろあると思います。やりたい仕事がないとか、出会ったパートナーとの関係とか、暮らし方とか、家族や友人との関係とか、考え方とか、、、まぁいろいろあると思います。ただ、私も進学で上京し、向こうで就職しましたが、約8年後に高萩に戻ってきましたし、人生には多少なりとも転機もあったりして、帰ってくることだってあるものです。
 中には戻りたいと思っているのに、成り行きで戻れない人だっているに違いないと思います。戻るチャンスやきっかけを逃してしまうこともけっこうあるのではないでしょうか。
 そこで、転出していった人がUターンしてくるきっかけがつくれないだろうかと考えるのであります。今回はそのきっかけ作りとして同窓会・クラス会というものを考えてみました。
 小中学校をともにしてきた同級生が、一生の友達になる人もいますし、進学を機に交友が途絶えてしまうこともあります。
 同窓会を定期的に開催している方もいるかもしれませんし、全然やってない方もいるかもしれません。
 同窓会で大変なのは、その幹事さんだと思います。同窓会をやりたいけど幹事になったら大変だと二の足を踏んでる方もいるでしょう。最近では幹事の仕事をする会社も出来ています。
 同窓会に参加して、パートナーが見つかり、結婚する方もいます。新たな仕事の交流が出来たり、友だちづきあいも始まったりと、幼少期をともにしてきた友達は気心知れてたりもしますので、人間関係はとてもつくりやすいとも思います。
 同窓会はふるさと感たっぷりでふるさと回帰、Uターンの動機にもなり得ると思います。
 こうしたことから、市の創生事業である人口減少問題の対策のひとつとして、また婚活事業のひとつとして、同窓会開催支援事業を実施してはどうかと考えますが、見解を伺います。


 ふたつ目は、高齢者の生きがいづくりと祖父母による子育て支援につながるものとして、祖父母手帳の発行を提案したいと思います。
 この祖父母手帳とは、昨年末にさいたま市で発行されたもので、内容は、祖父母と若い世代が子育てについて理解を深め、お互い助け合って子育てできれば、祖父母にとっては生きがいとなり、若い世代にとっては負担軽減となり、少子化対策や子育て支援になるというものです。発行以来とても好評で、現在全国から問い合わせがすごいと聞いています。
 高萩では子育て支援のためにすばらしい「はぎハピ」を発行しています。その拡充策として祖父母手帳を発行できれば、生涯現役宣言都市、高萩市の高齢者の生きがいづくりにもなるのではないでしょうか。見解を伺います。

 2点目は、本年3月、国土交通省では「新たな首都圏広域地方計画」というものを発表しました。今後この計画に基づき、様々な事業が展開され、予算が投入されると思います。
 高萩市もこうした動きに対し、乗り遅れないように調査研究し、高萩創生に繋がるようにご検討ください。
 また、高萩創生のため、交流人口を増やすために、たとえば埼玉県飯能市との姉妹都市交流のように、首都部自治体との連携や交流も考えてみてもいいと思います。それから、ここ県北地域はほぼ高萩市が地理的に中心地であります。この地の利をなんとか活かしたい。そういう意味で県北地域の連携を戦略的に構築し、高萩市単独ではない地域としての魅力づくりも有効であると思います。地域力アップで交流人口も増えるのではないでしょうか。この秋、県北アートが開催されます。県北自治体連携の絶好の機会だと思います。見解を伺います。
 
 3点目は、交流人口が増え、さらに市にとっての経済効果が上がるように、宿泊所づくりが欠かせないと思うのです。宿泊は滞在型交流ですから、通過型交流に比べ断然期待できるわけです。
 たとえば県北アートは6市町で開催するイベントです。見に来る人はおそらく1日では回りきれません。近場から来るのなら何回も来ればいいのですが、遠くからとか海外から来る人は、必然的に宿泊すると思います。ですから、宿泊所のあるなしは経済効果のあるなしに直結すると言っても過言ではないと思います。
 ホテルや旅館はそう簡単にはつくれません。そこで提案ですが、キャンプ場の活用や、駐車場をオートキャンプ場にしたり、単なる車中泊場にするというのはどうでしょうか。
 たとえば、海水浴シーズンが終われば、海水浴場の駐車場は空いているわけで、もったいないものです。シーズンオフに活用できそうすが、見解を伺います。



 次に2項目目、グリーンタウンてつな粗造成地の利活用について伺います。 この件については、平成25年3月議会で防災運動公園として、健康増進、児童社会教育、防災施設として活用するよう要望し、平成26年12月議会ではその後の計画状況を確認いたしました。昨年9月議会で我妻議員がスケジュール等の質問をし、県に貸与している間に検討していくという答弁だったと思います。
 現在、県の事業として整地工事が行われていると思います。せっかく県が整地してくれるのであれば、ゆくゆく高萩市が公園として整備することを考えれば、高萩市の整備計画にそって県が整地してくれれば、高萩市の負担軽減になります。なので、県に貸与している間に計画を策定するのではなくて、早急に策定し、その計画に適うように整地をしてもらうのがいいのではないでしょうか。見解を伺います。



 次に3項目目、太陽光発電について伺います。
 3.11震災以降、太陽光発電の施設が市内のそちこちで設置されています。また、国や市が一般住宅への設置補助をしてきたこともあり、急速に設置が進みました。さらに、グリーンタウンてつなの北側のメガソーラーが稼働し、さらに旧加工製紙跡地にメガソーラーが計画されるなど、どんどん設置が増えています。
 茨城県では災害防止や自然環境保護の観点から、太陽光発電施設の設置に関するガイドラインを策定することを決めたみたいです。高萩市においても太陽光発電について考え方を整理しておくべきと考えます。そこで伺いますが、市の認識として太陽光発電のメリットとデメリットをどのように考えているのか、具体的に確認したいと思います。
 1点目はこれまで太陽光初線設備設置に関する、市民からの被害や苦情が市の方に入っていますか?あったのならその内容をお聞かせください。
 2点目は、太陽光発電設置による経済効果はどうか。固定資産税の増収等はどうか伺います。
 3点目は、今後の考え方、ガイドラインの必要性等を伺います。



 次に4項目目、高萩市地域防災計画について、2点伺います。
 1点目は、要配慮者支援について、計画の進捗状況はどうでしょうか。
 2点目は、災害時の情報伝達手段の広報体制・方法は計画通り進んでいるか伺います。