平成27年6月定例議会 一般質問

1.高萩創生について
 ①地方創生の概論と高萩ビジョン
 ②具体的目標
 ③財政計画
 ④その他、施策としての取り組み

2.高萩の夏について
 ①海
 ②除草
 ③暑さ対策


 <登壇1回目>

 私は通告してあります2項目について質問いたします。
 1項目目、高萩創生についてです。3月議会の一般質問で取り上げましたが、時間が足りず、中途半端になってしまいましたので、今回リセットして、さらに掘り下げていきたいと思います。
 3月議会では、高萩の創生としては、「自立を目指すべき」だと前置きして、それに向けて課題である5点について質問しました。
 それは、高齢化対策、少子化対策、人口減少対策、資産対策、広域行政の考えについての5点でした。その答弁は頂いたわけですが、具体的な話には進展できなかったと思います。

 そこでまず、1点目の質問ですが、そもそも地方創生とはどういうものなのか、その概論をわかりやすく説明していただき、さらに、その国の打ち出しを、高萩市としてどのように捉え、高萩創生として、どのようなビジョンを描くのか、市民に示すように説明していただきたいと思います。

 2点目は、高萩創生のビジョンに向け、理想を挙げるからには、目標が必要だと思います。その目標というのはどういう目標を立てるのか、そしてその具体的数値をあげるのか伺います。

 3点目は、高萩創生のための施策事業にはお金がかかるのかどうか、かかるとすれば、その財政計画はどうするのか伺います。



 次に2項目目、高萩の夏について質問いたします。
 1点目は高萩の海についてであります。
 まず市長の海に対する思いをお聞かせいただければと思います。

 それから高萩の海の課題であると考えられるのは、ひとつには、来客数が震災前に戻らない海水浴場の課題とは何か、今後の取り組みをどうするか、ということを伺います。

 ふたつには、高戸小浜です。まあ言わずと知れた、「日本の渚・百選」に選ばれている景勝地として長く市民に親しまれてきた、市民の心象風景とも言える、昔の通称「高戸のでっぱ」。今は全然聞かなくなってしまいましたけど、この高戸小浜の荒れ具合が非常に痛ましいわけです。
 震災での崖の崩落・砂浜の沈下や、どこから打ち上げられたかわからない無数の岩コロによって、磯部とは言えない状態で放置されています。これではとても景勝地とは言えない状況になっています。そうした整備の考え方をお聞きしたい。

 三つには、ヨットハーバーや計画道路など、影響を残したまま頓挫した、CCZの後始末をどのように考えているか伺います。


 2点目は草刈り除草についてです。
 昨年6月議会でも取り上げ、提案もさせていただきました。やはり草刈り除草の問題は、毎年毎年必ずやってくる大きな問題だと思います。
 昨年6月議会では問題点を洗い出したわけですが、特に気になったのは、各公共施設の所管ごとに、各担当課で草刈り除草を行っていることです。
 この縦割り行政ゆえに効率が悪くなっていないか、この縦割りを改善すれば、もっと効率を上げて経費削減になるのではないかと思えるわけです。

 例えば、地域公民館は教育委員会が管理しているが、その隣の道路は土木課が管理しているので、別々に草刈りを行っていると思いますが、これはうまくやればふたつをいっぺんにできるのに、わざわざ2回にしてやっているのではないでしょうか。へたすると同じ業者に委託してはいまいかと疑問になります。
 そこで、草刈り除草という作業を、課を超えて、市全体のひとつの事業として考え、行政として関わる、管理しなければならない全ての除草作業を書き並べて、所管を超えて、意見交換しながら、検討しながら除草計画をつくってはどうでしょうか?
 その計画を内外に開示すれば、さらにいろんな意見を得られ、どんどん改善がはかられ、効率も上がり、市民ボランティアも募りやすくなったり、大幅な経費削減になると思います。そうです、除草にもPDCAを適用するべきではないでしょうか?そのために全庁を包括した除草計画を作成することが有効と考えます。見解を伺います。


 3点目は、暑さ対策についてですが、この質問も毎年恒例に取り上げてきましたが、今回は特に各地域の集会施設などの対策はどのように考えているのか進捗状況を伺います。以上。




<登壇2回目>

 再度質問いたします。
 1項目目の高萩創生についてです。いまいろいろと説明していただきました。
 私たちがまず認識しなければならないことは、「地方創生」という言葉が用いられたことだと思ったんです。
 この「創生」という言葉は、これまではほとんど使われてないと思います。辞書にも載っていない、載っていなかった新しい言葉です。
 おそらく、「創生」という言葉の意味を完璧に説明できる人はいないのでないでしょうか。
 例えば地方再生というこはよく使われていました。それから「そうせい」という言葉の音だけを聞いて思うのは、「天地創造」とか聖書に出てくる、生まれるという字ではなく、世界の世という字を書く「創世」のように思います。

 この地方創生という言葉に、現政府の思い・思惑が現れていると理解し、考えなければならないということだと思うのであります。
 この創生の創という字の意味は、周知のことですけど、あらためていろいろ調べてみましたが、やはり「新しくつくる」ということであります。創生の生という字は、「生む、生きる」という意味です。

 こういうことを踏まえて、この地方創生という意味を考えながら、今日の社会を見たときに、もちろん今の今まで、政治家をはじめとして国民市民の多くは、人々の幸福のため、社会の発展のため、がんばってきたはずで、そのことに否定や異論は見当たりません。
 でも、その歴史の結果が現在の状況であり、つまり、超高齢化社会を迎え、少子化により人口減少期は避けられない現実となったわけです。よかれと思ってやってきたことの結果は、存亡の危機という現実になってしまったのであります。
 これからどうしたらいいか。これからの将来をどういうふうに考えていくか。その経過措置的に講じられたのが「地方創生」ということだと思います。

 そしてこの創生のポイントは、今までの価値観を捨てる覚悟で、新しい価値観を見いだす以外にないということ。
 新しい価値観を築き上げ、それを信じて生きていくことを、迫られているということではないでしょうか。
 今手を打たなければ10年後20年後30年後は乗り切れないということです。
 当然市長執行部は、その認識の元、取り組みを始めたのだと理解したいと思います。そこで、これからの施策としての取り組みや実施計画など、スケジュールを伺います。



 2項目目の高萩の夏についてです。
 ・ヨットハーバー跡地の砂浜でのバーベキューを解禁できないか。
 ・集客したいなら海水浴場駐車場料金は無料でいいのでは?
 ・東小学校から海水浴場までのアプローチ道路の整備をするべき。(側溝、空き家)