一般質問0709

1.市民参加のまちづくりについて
2.交通安全対策について

 私は先に通告しました2項目について質問いたします。
 1項目目、市民参加のまちづくりについてですが、このことについては今さら申し上げるまでもなく、市長を先頭に、市民参加型のまちづくりとして、事務事業の多くの分野で、取り組まれていると認識しております。

 今回の私の質問は、市民の皆様が、自分の街を良くしようとの思いを持って、まちづくりに参加してみようと思ってくれたときに、そうした市民の善意を行政はどういう風にくみ取り、活かしていけるのか、そのような観点から質問をさせて頂きます。

 始めに、財政改革を考える上で頭を悩ませることは、市民サービスや生活環境や福祉事業など、極力低下させずに、いかに経費を削減するか。このことが本当に大きな悩みであるし課題であると思います。そしてそのひとつの回答が、最近の事業の流れでもあります、民間活力の導入と市民参加のまちづくりであるはずです。

 市民参加と一言で言われても参加形態は多様な形があると思います。すでに企画された形で募集されるものや、既存団体による奉仕作業的なものもあると思います。また、報酬が出るものや事業費として予算化されてるものなどは、行政がしっかり関わり、いわば意図的市民参加として形がしっかりしたものについては、市民は余計な心配はしないで参加していけると思います。

 今回私が取り上げたいのは、この枠組み以外の市民の善意を活かせるかどうか、市民の高萩市のために財政の助けになればとの思いや、子どもたちのためにできることがあればとの思いや、生活環境が改善できるのであればとの思いにたって、ボランティアや奉仕作業に参加したいのだけれども、自分から積極的に参加窓口を探すことができる人ばかりではありませんし、活動中の事故とか問題が生じたらどう対処したらいいのかなど、いろいろ心配な部分もあるのではないでしょうか。
 もっともっと問題も出てくるようにも思えます。
 一例を挙げたいと思います。
 町中には、何十箇所と公園がありますが、公園の大きさにかかわらず、当然その管理は市が行うことになっています。
 遊具の安全管理、草刈り剪定、衛生管理等、行っていることになっております。
 ある時、町中の幼児が遊ぶような小さな公園の近所の方から、公園の草が伸びていて、子どもが遊べないぐらいになっているから、草を刈ってもらえないのか、という話があったと思います。その話をしてから1ヶ月以上経っても、まだ草は刈られていない。担当者に問い合わせると、経費がないので自分たち職員で時間が空いたとき草を刈りますので、もう少し待ってください。といわれたそうです。いつやってくれるのかはっきりしなかったので、もう自分たちで刈りましょうと何人かの人に声をかけて草を刈ってしまいました。もちろん無償です。
 軽く考えれば、市がやるべき作業を住民の方がやってくれたわけですから、ありがたいことなのです。しかし、もしこの作業中に怪我人とか、物損事故とか生じたら、これはどんなものでしょう。

 以上のようなことから、市の財政を考え、経費削減を進めるため、そして、市民の善意を最大限活かすために、市は市民参加の受け皿を整備しなくてはなりません。
 
 所見を伺います。



 2項目目の交通安全対策について質問いたします。
 具体的な場所になりますが、よろしくお願いします。
 場所は市道206号線、秋山中学校入口から地蔵前交差点までの、全長600m区間で、この場所は平成17年6月議会でも取り上げました。その後、緊急避難処置として、交差点コーナー部分にポールを立て、歩行者の歩道を確保したことは、大変効果的でした。しかしながら、根本的な解決には至っていません。
 今回は特に通学児童が横断する秋山中学校入口交差点に絞ってお聞きします。
 
 以前申し上げましたとおり、この道は事故多発道路であります。都市計画道路346号線の整備が進まないのであれば、その間の安全対策はどうしても必要だと思います。
 地元住民の方々からは、信号を設置できないのかとの声が大きいこともありますので、そうしたことを踏まえて今後の対策を伺います。