平成17年9月定例議会一般質問

1.人事評価制度と市役所の民営化について
2.グリーンタウンてつな商業用地の入札結果について
3.エコスクールの推進について
4.動物愛護とのら猫のら犬について
5.ゴミ処理について
6.来年度予算編成について


 先に通告いたしました6項目について質問いたします。
 1項目目、人事評価制度と市役所の民営化について質問致します。
 最初に、誤解を生じないように、私はどのような立場でこの質問をするのかと言うことを明確にしておきたいと思います。
 まず、財政の健全化を図るとともに、単なる賃金カットが目的ではなく、職務に対してしっかり評価し、その評価によって給与や退職金が支給されるべきではないか。
 そして、民間でできるものは民間に委託することで、人件費の3割から4割の削減効果があると試算ができるものもありますので、それをしっかり取り組んでいただきたい。
 財政健全化の出発点は徹底したムダの排除からである、という考えに立脚する質問であることを、ご理解いただきたいと思います。

 では、前回6月議会での私の質問に対する答弁内容の確認をしたいと思います。
 1点目、職員の職務姿勢についての指導庁達はいつどのような形で行ったのか、職員全員に徹底されたのか内容を明示してください。また、職員研修・教育はいつどのように行ったのかご報告願います。
 2点目、人事評価制度のワーキング委員会での具体的な検討は進んでいるのか、そして、人事評価制度の完成時期の目標はいつなのかお答えください。
 3点目、職員組合との会議では、お互い何を求めているのか教えていただけますか?
 前会議会で取り上げられました、退職時特別昇給の件と定期昇給については話をしましたか?組合側の意見はどのようなものでしたか?ご報告ください。


 次に市役所の民営化についてです。さきの衆議院総選挙において、国民の総意として郵政民営化に賛成という意向を示しました。このことは公務員の仕事はムダが多いという懸念と、民営化の方がいい仕事ができるだろうとの期待が持てる。そして、公務員の既得権益に疑問があるからではないでしょうか。そうした観点から質問致します。

 1点目、市の事業の内、すでに民間委託されてるものは何件あって、その経費削減効果を具体的数値でお示しください。
 2点目、今後の予定として民間委託を計画もしくは考えてるものについて、その内容と経費削減効果を教えて頂きたいと思います。
 3点目、その他、将来的に民間依託できる事業や業務は考えられますか?職員への配慮や現実的かどうかは別として総論としてお答えください。
 4点目、指定管理者制度の導入との区別化の基準を伺います。



 2項目目、グリーンタウンてつな住宅団地の商業用地の入札結果について質問致します。
 高萩市は住宅公社に対して債務保証をし、経営健全化のために資金を貸し付けております。そうした市の立場から、今回のような売却利益の使い道や、今後の住宅公社の経営に対してのスタンスを明確にして頂きたいと思います。



 3項目目、エコスクールの推進について伺います。
 松岡小学校の校舎の建て替えに向けて具体的に動き出し、これから計画が作られていくと思いますので、まずもって提言させていただき、執行部の考えを伺います。
 今更エコスクールとはどういうものか説明は必要ないと思いますので、率直に伺います。
 環境都市宣言をした高萩市ですので、松岡小学校建て替え新築において、エコスクール推進の趣旨に基づき事業を進められたい。どうでしょうか?



 4項目目、動物愛護と野良猫・野良犬等について伺います。
 近年、ペットと言われる家庭で飼われる動物は、単なるペットではなくなってきています。
 ペットを飼ってる家庭にはいろんな状況がありますが、例えば高齢者世帯や単身世帯でのペットは家族の一員として大事にされています。そして、癒し効果や運動効果が相まって健康維持の一役にもなってるものと推測されます。
 しかし、現実はそのようなペットを大事にする家庭ばかりではありません。興味本位で飼い始めて、飽きてしまい、挙げ句の果てに捨てられたり、虐待されたりする場合もあります。
 また、非常に問題と思われるのは、ペットに子どもができ、産まれた後にもらい手も探さずに捨ててしまう場合や、もらい手が見つからず捨ててしまうケースもあります。
 そうした捨てられたペットが野良猫野良犬として生息するようになり、被害が出ることも現実に起きております。
 また、そうした飼い主がわからない動物に餌を与えてる方もいると聞いております。当然悪循環に陥り、増殖を繰り返していくということになっています。
 
 そうした現状を憂いて、見るに見かねて、せめて不幸の増殖を少しでも無くそうと、市民の自己負担によるボランティアが生まれました。
 その方達は飼い主が特定できない猫や犬を餌付けし、捕獲して不妊去勢手術を施して、里親を捜すことまでやっております。
 バザーや自腹の資金で活動しております。
 「そんなもの好きだからやっているのだろう」と言われながら活動しておりますが、行政はこのボランティアに頼ってしまっていいのでしょうか?
 やはり、ペットの飼い主・管理者が特定できない場合、野良猫野良犬の場合、その処理の責任は行政にあると思われます。
 こうした現状を見るとき、行政としてどのような見解を示すのか、また、何をなすべきなのか、動物の愛護及び管理に関する法律と茨城県動物愛護推進計画に照らし合わせて、お答えください。また、動物愛護週間の取り組みをお知らせください。



 5項目目、ゴミ処理について伺います。
 昨日の一般質問ではおふたりの議員から質問がありましたが、私は全く別のことを伺います。
 今までの経過について、さきの臨時議会での否決により、またしても暗礁に乗り上げた状態になったと言えます。
 さて、このままでは日立市にお願いしている可燃ゴミにおいて、11月で期限が切れるのは周知の通りです。とても間に合いません。いったいどうするつもりなのかと心配していたところ、何でも、市長と議長が日立市にお願いに行ったと聞きました。いつ、何をお願いに行ったのか詳細を説明してください。


 6項目目の来年度予算編成については質問を取りやめますのでよろしくお願いいたします。