一般質問0506
 
1,交通安全対策について
2,職員の職務姿勢について
3,子育て支援について
 
 私は先に通告いたしました3項目について質問いたします。
よろしくお願いします。
 
 まず、1項目目の交通安全対策について質問いたします。
 市内には交通事故が起きやすい場所というのはそちこちにあるかと認識しておりますが、その中でも市道206号線の秋山中学校入口から地蔵前まで約600bの区間は都市計画道路346号線の整備途中になっておりますが、未だ道路拡幅されておりません。この600bの区間だけが道幅が狭くなっています。住宅が道路際まで建っている状況なので、完成するのはまだまだ遠い先のことと思います。
この区間でどの位の事故が発生しているのか具体的数字を調べてみました。上げてみますと、最近のもので平成15年から平成17年の4月21日までの2年4ヶ月で警察署に届出がされたものですが、
 
中学校入口では5件、内人身事故が2件
駒木原十文字では7件、内人身事故が3件
パインハイツ前では1件
民宿海草苑付近では3件、内人身事故が1件
地蔵前交差点では2件、内人身事故が1件になています。
合計5箇所17件の事故が発生し、内人身事故は7件にもなっています。
 
それ以前の過去をさかのぼっても事故は絶えず、何年もの間この状態が続いてるのはご存じだったはずです。
その中でも児童生徒を巻き込んだ事故も起きております。
また、警察に届けられなかった事故や事故寸前のニアミスを含めるとその数は10倍以上になっていると言っても過言ではないでしょう。
たった600bの直線区間でこれほど事故が起きてることに、どのような認識をお持ちなのか所見を伺います。 
 
 次に2項目目の市職員の職務姿勢について質問いたします。
このことについて私は、平成12年9月議会の一般質問で総合窓口関連の質問で行っております。
その時の質問で私はこう言いました。
「当たり前の話ですが、行政は市民のためにあり、
行政は市民にとって最高のサービス業であるべきではないでしょうか。総合窓口化には時間もかかるでしょうし、とりあえず、窓口に誰か来たら、職員の方から「こんにちは。ご用件は?」と笑顔で対応し、丁寧に説明してあげてはと思います。総合窓口が実現したとしても職員の意識が変わっていなければ、市民に優しい行政とは言えないと思います。」等うんぬん。
 
このときは前市長時代でしたので、まず、同じことを聞きたいと思います。
繰り返しますが、行政とその職員は市民のためにあり、市民にとって最高のサービス業であるべきだと思いますが、考えを聞かせてください。
 
もう1点は昨年から導入されている、人事評価制度についてですが、概要と効果の説明をお願いしたいと思います。概要については、目的と評価方法、評価項目、評価対象、評価委員の人数とどういった方がメンバーになっているのか。評価委員はいつどのような形で職員のチェックをしているのか?また、その評価は何に反映され、どういった効果を示すのか、説明願います。
  
 次に3項目目の子育て支援について質問いたします。
 本年3月に制定された「次世代育成支援対策行動計画」には今年度からの実施される事業計画も備わっておりますが、市報6月号にも紹介されています主要事業をメインに、現在の取り組み状況と今後の予定など、ご報告お願いします。
 
 
 
 
 
<登壇2回目>
 
 再度質問いたします。
 
市道206号線ですが、事故が多い原因の一つに道路幅員が狭いにもかかわらず、道路中央線が引かれ2車線になっていることで、自動車を運転する人は「2車線だからスピードを落とさなくても大丈夫だろう」という心理がはたらいてはいないでしょうか?
一時期道路文化発展の象徴として、いかにも事故を防ぐためと言わんばかりに、道路を復車線化することがわかりやすい手法だったようにも思われます。
しかし、最近では考え方が変わってきております。2車線から中央線を消し単車線にするところが増えてきております。
単車線にすることでスピードを抑制する効果があるそうです。
特に、交互にすれ違う場合の時はより効果が期待できます。
都市計画道路346号線がいつ完成するか、まだまだ時間がかかるのであれば、それまでの処置として、単車線化を検討されてはどうでしょうか?
 
もう一つ、秋山中学校入口の問題です。あの交差点は幼稚園生、小学生、中学生が通っている通学路になっていますし、通学路の危険箇所にも指定されております。また、これまでも何度も地元保護者の方から要望されていると思います。
あの交差点を車で中学校側から206号線に出るときも、見通しが悪くかなり怖い思いをします。そして、車よりも、歩行者の場合はもっともっと非常に怖い交差点です。毎日歩けば1週間かからないでその怖さがわかるはずです。
あそこは横断歩道はありますが、待機場所がありません。東から西に向かって中学校に入ってくる車は鈍角の交差点になりますのでスピードもさほど緩めず、待機者を巻き込むように左折してきます。どうぞ体感してください。その怖さを味わってください。ですから、横断歩道の待機場所になるように安全地帯を儲けて頂きたいと思います。
さきほど申し上げたように、単車線化することを併せれば、見通しが悪いことも緩和されより安全になると思われます。
よろしくお願いします。
 
職員についてですが、昨日の菊地議員が質問しました、退職時特別昇給制度の廃止の件ですが、執行部の答弁では「職員の長年の功労に報いたいし、ラスパイレス指数から言っても、あってしかるべき、廃止のつもりは無い。」と受け取りました。
全く話の時限が違いませんか?
 
菊地議員が言ってることは、退職するほんのちょっと前に昇給して退職金をその昇給した数字をもって計算し支給するというのは、どう見たっておかしいということでしょう。
ラスパイレス指数の話も町村の平均と同額で最低ラインで働いてもらってると言ってましたが、高萩市は人口3万4千人を切った小さな市です。物価だって違うでしょう。ラスパイレス指数はある程度の給与額設定での参考にはなりますが、それはあくまで相対的評価であって、正しい評価にはなりません。
職員一人一人が真剣に市民を思い市の発展に尽くしていく姿勢を評価すべきなんです。ひとりひとりの絶対評価で給与が支給され退職金も支給されるべきではないでしょうか?
 
なぜ、この問題を取り上げなければならないか。
それは職員の中には公職意識の薄い職員がいるからです。
たとえば、窓口業務ひとつとってもそうです。挨拶もしない職員がいる。別に私に挨拶しなくてもいいですが、市民のかたが窓口に来たらにっこりと笑顔で挨拶して、丁寧に対応すれば、市民も気持ちよく思うでしょうし、職員への不満も少なくなるのではないでしょうか?感謝されるようになるくらいでちょうどいいんです。
 
それと、公用車でたばこを吸う職員がいますが、あれはどうなんですか?しかも運転中にくわえたばこも見かけました。
 
以前にも申し上げましたが、現在の高萩市は財政危機にあるし、なんとか力を合わせて乗り越えようとしてるんじゃないですか。やっと市民のかたにも理解して頂き始めたんじゃないですか。
ですから、市の職員が本気で市のために働いてるのだという姿勢を示すべきなのです。いやならやめてもらえばいいでしょう。職員になりたい人はいくらでもいます。
今後の対応と目指すべき職員像を示してください。
 


参考資料1.

 
■信頼される職員をめざして(大阪府高槻市)
 
 地方自治が新たな時代を迎えるなか、市民の信頼に応えることのできる人材づくりを目的として、人材育成基本方針を策定いたしました。
 人材育成の目的は、職員一人ひとりが「全体の奉仕者」であるとの自覚と使命感を基本的な心構えとし、人権を尊重し、市民と協働する意識を持ち、広い視野と先例にとらわれない創造力を養うとともに、時代の要請するさまざまな課題に果敢に挑戦する職員を育成することであると考えます。
 
 
高槻市人材育成基本方針
≪抜粋≫ (平成13年12月)
 
 
<はじめに>
 新世紀がスタートし、また、それに先立つ昨年4月には、いわゆる地方分権一括法が施行されるなど、地方自治は新たな時代を迎えたといえます。
 また、かつて経験したことのない少子・高齢社会の到来、国際化・情報化のめざましい進展や、地球規模での環境問題への対応など、社会経済状況の著しい変化に伴う多様で高度な行政課題が提起されています。
 こうしたなか、本市にあっては、自らの責任と判断で、分権型社会の構築に向けた行政運営を進めていくこと、また私たちには、職員である前に一人の人間として、信頼され、尊敬されるよう人間性を磨いていくことが、求められています。
 
 
第1 人材育成の目的
 本市は、これまで、開かれた市政の構築に資するため情報公開条例を制定するなど、市民の市政に対する理解と参加の増進をはかってきました。
 また、他市に先駆けて全職員を対象に勤務評定を実施するなど、人事管理諸制度の整備に努め、職員の意欲、能力の向上をはかってきました。
 こうした施策を通じて、行政の体質変革や人材育成の上で、一定の成果をあげてきたところです。
 今、21世紀を迎え、 心ふれあう 水とみどりの生活・文化都市 の実現をめざし、総合計画に沿って、市民・事業者・行政がそれぞれの役割と責任を認識し、協働でまちづくりを進めていくことが求められています。
 加えて、平成15年4月を目途とする中核市への移行が行政課題となっています。
 こうしたことから、社会経済情勢の大きな変化への対応はもとより、これらの新たな課題に応えるためにも、これまでの成果を踏まえ、行財政運営システムを再構築するとともに、職員一人ひとりの資質のより一層の向上をはかり、その可能性、能力を最大限に引き出していくことが求められています。
 また、このことは、職員にとっても、自己の可能性、能力を最大限に活かし、仕事を通じてまちづくりに寄与できることから、充実感を一層高めることとなるものといえます。
 このため、人材育成にあたっては、より総合的、体系的な取り組みに努め、公務員は「全体の奉仕者」であるとの自覚と使命感を基本的な心構えとして、人権を尊重して業務の遂行に努める基本姿勢と市民と協働する意識を持ち、広い視野と先例にとらわれない創造力・構想力を養うとともに、IT社会に対応できる能力や政策形成能力・法務能力などを磨き、もって、時代に即した、市民の信頼に応えられる人材づくりを、その目的とするものです。
 
 
第2 求められる職員像
 職員一人ひとりは、次に掲げる「職員像」をめざして、"勇気・元気・やる気"を合言葉に、鋭意、自己の変革に取り組むものとします。
 
 
〜市民から信頼される職員〜
このまちを愛し、誇りを持ち、創造力を発揮して、諸課題に果敢に挑戦する人間性豊かな職員
常に市民・生活者の視点を持ち、誠意をもって説明責任(アカウンタビリティ)を適切に果たす職員
組織人として、経営感覚を磨き、市民や関係機関などと協働関係を築き、いきいきとして仕事に取り組む職員
 
 
<問合先> 職員研修所
TEL 072−674−7670
E-Mail kensyuu@city.takatsuki.osaka.jp


参考資料2. 

「高萩市次世代育成支援対策行動計画」の概要
 
○7本の柱
  1,地域における子育ての支援……子どもの居場所づくり
  2,母性並びに乳児及び幼児等の健康の確保及び増進
  3,子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備
  4,子育てを支援する生活環境の整備
  5,職業生活と家庭生活との両立の支援
  6,要保護児童への対応などきめ細かな取り組み推進
  7,子ども等の安全の確保
                        
○平成17年度新規事業
(すでに実施されている事業以外の事業)
・一時保育事業
  ……保護者の多様な就労形態や傷病、育児疲れの解消のため一時的に利用できる預かり保育
・家庭児童相談室
  ……家庭における児童の健全育成を図る相談及び指導
・子育て支援サービス情報整備
  ……情報の集約及び行政機構の見直しでわかりやすくする
・子育てサークルのネットワークづくり
  ……地域で子育てを支援するサークルの情報交換や連携
・医療福祉費支給制度
  ……乳幼児の医療費を4歳未満まで助成(現行3歳未満まで)
・地域子ども安全ボランティア(300名)
  ……地域住民の協力によるパトロールや声かけ
・被害児童相談
  ……犯罪や事故の被害を受けた児童や保護者の心のケア
・要保護児童対策地域協議会
  ……早期発見と適切な保護を図るため
・障害児自力通学支援費補助
  ……自力通学試行期間の保護者に対する交通費助成
 
 
 
○平成18年度以降に実施するために調査検討する新規事業
・乳幼児健康支援一時預かり事業
  ……病気等の回復期にある乳幼児の保育
・放課後児童の健全育成事業
  ……学校の余裕教室などを利用しての児童クラブ
・公立幼稚園における預かり保育
  ……公立幼稚園の園児を対象の教育時間終了後の預かり保育
・幼保一元化の検討
  ……幼稚園と保育園双方の特色を活かした就学までの保育・教育 
・子育て支援マップ・サークルガイドの発刊
  ……各種子育て支援サービスのガイドブック
・離乳食教室
  ……栄養士による離乳食教室の実施
・不妊相談
  ……不妊で悩んでる方に対する相談支援
・良質な公営住宅の確保
  ……子育て家庭や高齢者などの入居者が安心して生活できる住宅の供給