9月定例議会一般質問               
 
1,少子化対策について(高萩市の出生率を踏まえて)
 @少子化対策基本法に対する取り組みは?
  ・雇用環境の整備
  ・保育サービスの充実
  ・地域社会における子育て支援体制の整備
  ・母子保健医療体制の充実
  ・ゆとりある教育の推進
  ・生活環境の整備
  ・経済的負担の軽減
  ・教育及び啓発
 A次世代育成支援対策推進法…行動計画を策定する準備は?
 B改正児童福祉法…子育て支援事業を実施するよう努力義務が課せられた。対応は如何?
 
2,国道461号線に関わる整備について
 @秋山三差路の現況と今後の予定
 A安良川西変則交差点の整備は?
 
3,高萩市総合計画について
 平成14年3月22日提出の「平成14年度予算編成に対する要望書」から
 
 
(登壇1回目)
 まず、ごあいさつ申し上げたいと思います。
 今回の定例議会は任期中最後の議会になります。この4年間の間には本当にいろんなことがありました。皆さんも感じていると思われますが、めまぐるしく市政が動いた激動の4年間だったと思います。
 執行部の皆様におかれましては、大変な状況の中、英知を振り絞るべく、ご奮闘頂きましたことに対しまして、心より敬意を表したいと思います。
 
 私は、定例議会のたびに一般質問を重ねて参りました。
 昨年6月の定例議会においては、議長を中心とした一部少数議員によって、全国的にも未だかつてない過半数以下強行開会によって、議会制民主主義を踏みにじり、内外に醜態をさらし、市政を大きく後退させました。その6月議会では一般質問は行いませんでしたが、
 今回で15回目の一般質問になります。
 私のような若輩議員に対しましても、誠意を持って真正面から受け止めてくださった執行部の皆様には、重ねて御礼申し上げます。
 
 それでは、一般質問に入らせて頂きます。
 はじめに、訂正とお詫びを申し上げます。私の通告では3項目になっていましたが、3番目の高萩市総合計画についてを表題に代えまして、他2点については、総合計画に含まれる中身として質問したいと思いますのでご了承ください。
 
 高萩市総合計画についてはこれまでも何度も質問させて頂きました。それは、これから我が高萩市が将来どのような街になってゆくのか、どのような街にしてゆくのか、どのような街にしたいのか、高萩市に住む一人として非常に重要だと思ってきたからであります。
 
私は平成14年度予算編成に対して要望書を市長に提出してありました。日本加工紙が自己破産する前の、岩倉市長が就任されてすぐの昨年3月に提出したものです。
 要望書の内容は高萩市総合計画に則した形になっていたはずです。その中にはすでに具現化されたものもございます。しかし、まだまだこれからだと思います。
 昨年度の要望ではありますが、今でも私の市に対する要望は変わっておりませんので、今回の一般質問は任期中最後になってしまったわけですが、本当なら全部の内容をやっておきたいところなのですけれども、36項目56点に渡る内容ですので、ちょっと時間的にも足りません。それは差し控えさせて頂きますので、市長、そして執行部の皆様、最後のお願いになるかと思いますが、ぜひとも、要望書の内容を心にとめておいて頂きたい。そのようにお願い申し上げます。
 
 今回はその中の2点について質問致します。
 まず、少子化対策についてでございます。はじめに、高萩市の現在の出生率と、予想される今後将来に渡っての人口の推移を数字を持ってお答え頂きたいと思います。
 2点目については、国道461号線に関わる整備についてでございます。場所は2カ所。
 1カ所は秋山三差路交差点でございます。そこの未整備の部分があると思われますけれども、現況と今後の予定を教えて頂きたいと思います。
 もう1カ所は安良川西交差点。現在KDD社宅の土地の地境の工事をしてるかと思いますが、今後の市としての交差点の改良整備はどのような計画になっているのか教えて頂きたいと思います。
 
(登壇2回目)
 はじめに、国道461号線に関わる整備については状況がわかりました。極力地権者の話し合いをスムーズに行って頂けるよう、また、安良川西交差点については、早期完成できるようご努力をお願いしたいと思います。要望してこれは終わりにしたいと思います。
 
 少子化対策についてでありますが、本当に大きな問題であります。先の国会では、少子化対策について三つの法律が新設または改正されました。それを見てもどれほど大きな問題かということが感じられます。特に、これから社会保障制度の崩壊ということにつながる大問題だということを聞いております。そういうことで、先の国会で成立しました法律について少しお聞きしたいと思います。
 一つ目は、少子化対策基本法、これは八つの大きな項目からなっていると思います。その中で、4番目ですが、母子保健医療体制の充実という内容がございます。実は、先日8月28日に市長に提出されたと思います乳幼児医療費助成制度の拡充を求める要望書、実に1万人を超える署名が提出されたと思います。内容を見れば、これまで3歳児未満の医療費の助成を就学時まで検討してもらえないかという内容だったと思います。これについてのご回答、お考えをお聞きしたいと思います。
 2点目は、次の法律ですが、次世代育成支援対策推進法、これは出来たばかりの法律ですので実際に施行されるのは平成17年4月からだと聞いております。ただし、その平成17年4月から施行するに当たっての行動計画を策定することになっていると思われます。これは、来年度中に策定すればいいものかと思いますが、その準備はどのように考えていらっしゃるか、お聞きしたいと思います。
 3番目として、改正児童福祉法、これも少子化対策一連の流れであります子育て支援事業を実施するよう努力義務が課せられたものであります。これについても対応をどのようにお考えになっているかお聞きしたいと思います。
 
(登壇3回目)
 現在の高萩市は今までの諸先輩の方々が目指して取り組んでこられた結果であり、それ以外の何者でもありません。どうでしょうか?今の高萩市はいい街に、すばらしい街になったでしょうか?
 今の総合計画は第3次総合計画です。その前は新高萩市総合計画に則しながら市政は進められてきたはずです。なにが実現できたのでしょうか?高萩市以外に住む人が高萩市はいい街だなと思うでしょうか?高萩に住みたいなと思うでしょうか?そして私達、私達の子どもたちが高萩市にずっと住んでいたいなと思ってくれるでしょうか?
 高度な政治判断のなれの果ては、400億の借金として子どもたちの代まで重くのしかかる状況ではないでしょうか?
 これまで諸先輩含めて数々の政治判断がなされてきたわけです。その結果が現在の姿だと思います。私達が現役を離れ、やがて子どもたちよりも先に死んでゆくのは、これは自然の摂理です。そして、間違いなく私達が残したものは子孫に受け継がれます。良いものも悪いものも、責任も代償も。間違いなく残ります。
 政策の善し悪しは時代によって、社会状況によって変遷するとは思います。
 大事なことは、これまでも何度もここで述べさせてもらいましたが、間違いや失敗したら責任はとるべきだと思うのです。特に公人である私達議員や市長は当然のことだと思います。それなくして、すばらしい街の建設、実現は無いと信じております。
 これで質問は終わるわけですが、どうかそういう点を十分に踏まえながら、また、責任ある市政を執ってゆくのだという決意を、是非とも見せて頂いて私の質問を終わりたいと思いますので、よろしくお願い致します。