平成15年6月定例議会 一般質問
 
1.病院問題について
2.カラーバリアフリーについて
 
(登壇1回目)
 私は先に通告いたしました2点についてお伺いいたします。
 まず、これまで大変な議論になっております病院問題についてお伺いしたいと思います。
 その前に、私の見解と言いますか、考えを述べさせて頂きたいと思います。
 私は、昨年9月の定例議会の一般質問でも述べさせて頂いたとおり、救急医療体制が充実されるのであるならば、一刻も早く病院をつくるため最大限の努力をしてゆくべきであると述べさせて頂きました。そのためには、場所はとりあえずどこでもいいという考えであります。その中で今日までの議論が展開されてきているわけでございますが、現在までの議論を聞いてみますと、どうしても財政問題が最大の問題であると理解できます。
 そこでまずお聞きいたします。
 これまでの執行部の説明では、財政問題の原因の一つに総合福祉センターが挙げられております。総合福祉センターは、私が議員になる以前のことでもあり、ご説明頂きたいと思います。
 総合福祉センターは福祉施設であるので、建設する場合、国の補助があると思われますが、その建設事業費の内訳を教えて頂きたいと思います。
 
 続きまして、カラーバリアフリーについて質問いたします。
 カラーバリアフリーとは、色覚異常の人に対するバリアフリー的考えでございます。このことに対して、現在、市での認識、また、現状と対策があれば、教えて頂きたいと思います。
 
(登壇2回目)
 カラーバリアフリーについて先に申し上げたいと思います。考えてみれば、印刷の色と字体が大きな問題になっているわけで、経費そのもはほとんどかからない対策なので、これは速急に取り組んで頂ければと要望しておきます。
 続きまして、病院問題ですが、福祉センターの内訳には国の補助が入っていませんね。これはどういった理由なのか、その経過説明して頂ければと思います。
 
(登壇3回目)
 病院問題についてでありますが、これまでの議論では、大きな市が抱えた負債によって全く余裕がないというのが、病院建設にむけて足踏み状態の一番の理由であると言うことと理解しております。本当に逼迫した状態であると。そういう中で、私としても、救急医療体制のとれる総合病院的な病院は絶対に必要であると思っております。
 ある市民の声を紹介したいと思います。
「こんな借金を抱えた市になったのは誰の責任なんだ」と、そういう声がそちこちから聞かれております。「そのせいで病院が出来ないんではないか」と。
 私も説明するのが大変な状況であります。そういうことを踏まえて、前回、3月議会では財政問題について総括をお願いした経緯があります。しかしながら、その責任は明確には示されませんでした。議員としては病院をつくるための何らかの提案、また努力をしていくべきと私も心得ているつもりでございます。そういった中で、先ほどの市民の声を通して、病院をつくるための第4の道を紹介したいと思います。
「財政難を引き起こした、その原因である失政に対する責任をとってもらえ!」と。「その責任の中で病院問題を取り入れてやっていけないのか」
 あえて私はこの場を借りて訴えたいと思います。「なぜ市民は市の借金を自ら抱えなければならないのか」
 先日の市長の答弁の中に、高萩協同病院の存続に関する検討会での茨大の助教授の見解がありました。それは「てつな住宅団地や赤浜工業団地など、あれほどの開発は60万都市の開発だ。それを行った市長並びに議会の責任は重大である。」と。
 全くその通りで、責任が重大であると明確になっているんであれば、何で責任をとってもらわないのか、これが市民には非常に理解しがたい。
 私は、その市民の声を通しまして第4の道を提示しまして、今回の質問を終わりたいと思います。