平成14年9月定例議会一般質問全文

1,支援費制度について
2,合併問題について
3,協同病院移転新築問題について
4,違法掲示物およびビラ・チラシについて
5,市長のリーダーシップについて


 私は先に通告いたしました、5項目について質問いたします。
● 第1点目は、来年4月から始まる障害者福祉サービスである、支援費制度について質問いたします。この手続きの受付が、来月10月から始まることになっていますが、この支援費制度の内容と現在の市の取り組みをお知らせいただくとともに、現段階での懸念されることなど問題等がありましたら、お知らせいただきたいと思います。

● 第2点目は、合併問題についてです。
 まず、確認したいのですが、昨日の議論をきいてますと、高萩市が財政的に生き抜いてゆくためには、もう、合併しか道はないと、または、合併が高萩市にとって最善の道であると受け取れますが、そう受け止めていいんですか?

● 第3点目は、協同病院の移転新築問題についてです。
 この問題は、今議会の最大のテーマになっていますが、話も重複しますので、深くは語りませんが、私個人の見解を述べておきたいと思います。
 この問題は、岩倉市長の公約と言うこともあって、議論されてきております。私自身の公約に上げさせていただいたことにも、総合病院の推進と救急医療体制の拡充を入れておりますので、避けては通れない問題です。
 私事ですが、2年前、父が他界したときの話しです。そのとき、父が具合が悪くなって、救急車を呼び、来てもらいました。そして、救急車にわたしも乗り込み、走り出しましたが、夜中のことあって、受け入れる病院が見つからず、路上に止まって数分間、無線であちこち連絡を取っていました。そのとき、「やっぱり、救急病院は必要だ」と強く思いました。救急医療の設備を持った病院の存在は、そのまま市民の命を守ることと一緒だと思います。そして、創ることが可能ならば、一刻も早く創ることによって、それだけ多くの市民の命を救えるのです。創るのが遅れれば、市民の命を奪うことと等しいことであります。
 命題となっている、協同病院の移転新築で、救急医療が拡充されるなら、何をおいても進めることこそ、高萩市の市民の命を守る責任がある市長の英断ではないでしょうか?
 もし財政的な問題が理由で白紙撤回したのならば、岩倉市長は、命よりお金を取ったと理解されてもしょうがないといえると思います。これが今の私の見解です。

● 第4点目は、共産党のポスターとビラ関係の質問です。今、市内のあちこちに有事法制反対のポスターが見られます。こういったポスターが、私有地に設置されているならば、おそらく問題はありません。しかし、道路や公共施設のフェンスなど、公共物に設置されてる事実に対して、どのような認識でいるのか、対策は講じたのか、お答えください。
 また、昨日も話題になり、平議員が関わってる発言も自分でもいってましたが、高萩民法というビラについて伺います。このビラは時々庁舎内の机の上などで目にしますが、見てみると、発行責任者の氏名も連絡先も入っておりません。ということは、このビラはいかがわしい怪文書だと断定できますが、見解を伺います。また、庁舎内に誰が配っているんですか?教えてください。

 怪文書というのは、全くの無責任であり、卑怯きわまりない。書かれている内容が正しかろうとどうだろうと信用するべきではないといえます。ましてや公的な資料として使用するなど言語道断です。昨日引用した議員もいますが、まあ冗談のつもりで引用したのだと思いますが、気をつけないと笑われてしまいます。
 現在は情報氾濫の時代に入りました。こういう時代に必要なことは、情報を選択してゆく力だと思いいます。それには、情報に対する正しい認識と選別能力を身につけなければなりません。つまり、どういう情報が信用できて、どういう情報が信用できないか、学ぶ必要があるのです。
 怪文書などは信用できない情報の最たるものです。極端に言えば、こういった怪文書は市民を間違った方向へと先導する策略的文書なのです。昔から言われてることに、火のない所に煙は立たないということがありますが、これは片手落ちの言葉です。わたしは付け加えて、火のないところに火をつける放火魔がいると言うことを認識しなければなりません。怪文書というのはまさしく放火魔であると断言できると思いますが、見解を聞きたいと思います。

● 第5点目は、市長のリーダーシップについて伺います。
 このことは、市民の皆さんが、新しい市長はどういう人なのか、どんなことを考える人なのか、新市長になって半年間、私は市民の皆さんから質問されてきましたし、私自身もまだよく知らないので、改めてお聞きしたいと思います。
 ただ、政策等に及んでしまうと、岩倉市長の人物像がかすれてきてしまいますので、岩倉市長の考え方の基本となっているだろう哲学的な部分についてお聞きしたいと思います。この質問が一般質問の枠を超えているとするならば、答えなくて結構です。それでは3点お聞きします。
 一つ目は、市長自身が考えている、善悪の判断の基準を簡潔にお願いします。
 二つ目は、現在の高萩市の、危機的状況において、どのようなリーダーが必要とされると考えているのか、そのリーダー像を述べていただきたいと思います。
 三つ目は、市長になって半年間、どのくらい勉強してきたのか、1日の勉強時間数と、睡眠時間数を教えていただければと思います。