平成13年6月度定例議会一般質問
1.市営住宅について
2.市民プールについて
3.広域防災体制について


 私は先に通告いたしました、3点について質問いたします。
● 第1点は、市営住宅について、現在、社会全体で高齢化が進んでおりますが、市営住宅に住んでいる方も例外ではありません。特に高浜住宅と石滝住宅は5階建てであり、私も住民から聞いておりますが、上層階にすむ方は大変な思いをしている方もいらっしゃいますし、今はまだ良くても将来的にはかなり心配しているのが、現実だと思います。
 昨年6月議会で私は、介護保険の住宅改修費が市営住宅にも適用されることを確認しましたが、これは、居室部分のみの適用で、共用部分の階段には、エレベーターの設置は無理だとのことでした。しかしながら、放置できない問題だと思います。ちょうど1年たちましたので、行政側として何らかの対策、計画は出来たのか答弁いただきたいと思います。

 1階部分を高齢者用としては考えられないでしょうか。そうは言っても現在住んでいる方がいるわけですから、引っ越してして空いたときに改装して対応できないでしょうか。
 また、これから計画される市営住宅は当然バリアフリー化になるでしょう。そういったバリアフリー化されたところに移転できるように制度の見直しもしてはどうでしょうか。



● 第2点は市民プールに関する質問と要望をさせていただきます。 市民プールを造ってもらいたいという市民の要望は、かなり大きいことはご存知の通りであります。
 これまで高萩には、ビーチガーデンがあったこともあって、その辺の兼ね合いが難しかったことは想像がつきます。しかしビーチガーデンは、利用料が高くて、結局市民が離れてしまい、隣の十王町に出来た町営プールなどに行くようになってしまたのではないでしょうか。
 ちなみに十王町の町営プールの利用者数は、1シーズン70日で実に1万2千から1万5千人に上ります。この数は十王町の人口と同数になります。日立市の場合は温水プールもあり年間通して、8万から12万人。人口の約半数が利用している数になってます。
 十王町の場合、高萩市民が何人利用しているかは把握できませんが、高萩市からかなり流れていると思われます。おそらく、少なく見ても、6千から8千人ぐらいは行っているのではないでしょうか。
 夏にプールに行くことは子供たちにとっても、大人にとっても楽しみでありますし、健康のためにも非常にいいことです。
 暑い夏は、子供を外で遊ばせるのも心配ですから、ぜひともプールを造る計画を立てていただきたいと要望いたします。考えをお聞かせ下さい。

 何年も前の話ですが、高萩もプールの計画があったとか聞いたことがあります。そのときの話では、ゴミ焼却場の熱を利用した温水プールだったと思います。結局出来なかったわけですが、今後、造るとすれば日立市の神峰方式が好ましいと思われますので、ご検討のほど宜しくお願いいたします。



● 3点目は、広域防災対策の中の消防関係と、避難所についてお伺いいたします。
 まず、消防関係ですが、市内には消防車が入っていけない地域がたくさんあると承知しておりますが、そういった、消防車が入れない地域の道路整備の今後の計画を教えていただきたいと思います。また、道路整備は時間も掛かることですので、それまでの当面の消防体制、対策は万全なのか伺います。
 もう一つは、広域避難所についてです。
 高萩市は災害が非常に少ないと言うことでは、大変喜ばしい限りですが、災害は何時起きるか分からないものです。自然災害ばかりではなく、人災による災害も起きる可能性はあると言えます。そのための広域避難所であるわけですが、現況を見ますと、公園や学校と、その他の公共施設が指定されています。しかし、市民一人一人が自分の避難する場所を分かっているのか、どこを通っていけばいいのか、地域の個々の安否を確認するのは誰がやるのか、お年寄りの面倒を見る体制が出来ているのか、取り組みと現況を伺います。

 避難経路の見直し検討し、避難時の地域の体制を整備し、市民に対する周知徹底を図りながら、定期的に避難訓練を実施する事でよりよい防災体制が出来ると思います。また、避難訓練を通して地域の友好も深まり共助というものへの関心も出来てくると思います。
 それと、他の自治体でよく見られます避難所の大きな案内板を設置する必要があると思います。実際に避難せざる得ない状況と言うときはパニック状態になっていると考えるべきだと思います。パニック状態で冷静な判断で避難するのはほとんど無理なわけです。大きく見やすい避難所の案内板があれば少しは落ち着いて行動できる要素になると思います。