平成12年9月度定例議会 一般質問全文
1,市報・週報について
2,市役所受付の総合窓口化につて
3,第3次総合計画について
<登壇1回目>
私は先に通告いたしました3項目について質問いたします。
● まず、市報・週報についてですが、現在は各常会の回覧板で各家庭に配布するようになっていますが、市民の中には常会に入ってない方もいらっしゃいます。その常会に入ってない方は市の行政を中心とした情報が入らない状況があると思われますが、常会に入ってない世帯数はどれくらいあって、その対策はどのようにしてるのかお答え願います。
● 次に、市役所の受付窓口についてですが、現在の窓口の形態は、庁舎の構造上なのか、各課・各施設に窓口が置かれているわけですが、障害者やお年寄りの方はもちろんのこと健常者にとってさえ不便を実感しております。今後の社会情勢や市民に優しい開かれた行政にしてゆくため、総合窓口の設置が必要であると考えております。また、総合窓口を実現するためには業務のコンピューター化を推進し各課・各施設をイントラネットで結ぶことが必要だと思います。この電子自治体化が進むことによって、総合窓口だけではなく、たとえば総合福祉センターでも住民票がとれるというようなことも可能になってきます。そればかりではなく、今後の課題でもある行財政改革を進めるための大きなポイントであると思われます。是非とも実現に向け取り組んでいただきたいと願うものであります。見解をお伺いいたします。
● 最後に第3次総合計画についてです。このことについては21世紀に向けての高萩市のビジョンとして定例議会で毎回質問させていただき要望させていただいてきました。今回もさらに話を進めたいと思います。
まず、先日執行部よりアンケート調査のまとめと第3次総合計画の草案をいただきましたが、なぜ総合計画策定審議委員会が設置される前に草案が出来てしまったのか、作成中心者の考えをお聞かせ下さい。また、それぞれ作成に携わったコンサルタントを含め、すべての方を教えてください。また、市長が目標としているような自治体があれば教えてください。
<登壇2回目>
●市報・週報について
市民にとって市報・週報での情報はとても重要です。常会に入っていれば問題も少ないのでしょうが、何らかの理由があって入ってない方もいるわけです。それならば、市役所に取りに来ればいい、見に来ればいいというのでは行政の広報活動に積極性が見られません。また、週報などは早く次の人に回さなければいけないと、家族の一部の人だけ見て回してしまうことはよくあることだと思います。後になってそんなこと知らなかったと聞くことも多いと思います。もちろん、よく見ない人にも落ち度はあると思いますが、そこは市民に優しい行政として、積極的に一歩踏み込んで、常会に入ってない人にも、見過ごしてしまった人にも、情報を知らせる機会を与えていただきたいと思うのです。
先日高萩市にもすばらしいホームページが開設されましたが、方法は他にもあると思います。たとえば、各戸郵送するとか、各公共施設に掲示したり、駅やバス停・病院などに掲示してもらったり、街頭掲示板を利用したり出来れば、市民と行政がより近づく機会にもなると思います。郵送は経費が掛かり過ぎるかもしれませんので、出来るところから出来る限りの努力をよろしくお願いいたします。
●総合窓口について
この総合窓口化の考え方の根本には、先ほども言いましたが行財政改革と市民に優しい開かれた行政にという2本の柱があるわけです。先ほどの広報活動とも重なるものもありますが、当たり前の話ですが行政は市民の為にあり行政は市民にとって最高のサービス業であるべきではないでしょうか。総合窓口化には時間も掛かるでしょうし、とりあえず、窓口に誰か来たら職員の方から「こんにちは、ご用件は・」と笑顔で応対し、丁寧に説明してあげてはと思います。総合窓口が実現したとしても職員の意識が変わっていなければ市民に優しい行政とは言えないと思います。あらゆることに言えますが、ソフトあってのハードであるし、目的あっての施策でなければならないと思いますので、目指すものを見失うことなく取り組んでいってください。
●第3次総合計画について
現在日本の社会はバブル崩壊後の激動の中にあって、大きく変わりつつあります。社会全体が背信行為に満ちあふれ、なにを信じていいか分からない状態になっています。逆に言えば、社会全体が健全さを求めていると言えると思います。経済・財政問題、情報公開や公共事業の見直し、斡旋利得罪法制化の動き、構造改革、地球温暖化問題、少子化対策、高齢化社会、IT革命など、21世紀を目の前にして今やっと健全な国造りが始まろうとしています。この時代の流れをどのように捉えていらっしゃるのか?また、この時流をリードしてゆくような自治体を目指す気持ちがあるのかどうか?市長の考えをお聞かせ下さい。
私が6月定例議会の一般質問で取り上げました「3ゼロ社会」というのは、まさに健全な社会を構築するために、その根底になるものだと考えております。第3次総合計画は健全な社会の確立の上にあるべきであると思うわけであります。
そういう立場に立ってさらに話を進めたいと思います。
「ゴミゼロ」について、一つ目は、ゴミ処理計画について経過を説明してください。二つ目は、ゴミゼロの中には、環境問題も含まれるわけですが、地球温暖化対策としての自然エネルギー発電開発を国に対しても強く意見要望してゆくべきと思いますがどうでしょうか?
「ムダゼロ」について、前回は行政評価について質問しましたが、さらにご尽力下さるようお願いいたします。今回の一つ目は、入札制度に関してですが、今後の流れとして価格の事前公表が話題になっていますが、それだけでは無駄をなくすという面から考えますと、全くと言っていいほど効力がないと思います。情報公開の流れを踏まえ積算見積書の公開をし、地域施工価格と民間事業施工価格を踏まえながら時価評価した上で価格設定を考えていただきたいと思います。
二つ目は、総合計画の草案に用地の先行的な確保とか、先行的な整備とかありましたが、専決処分は避けて、議会の慎重審議と議決を求めていただけるよう要望いたします。
「エゴゼロ」についてですが、前回は「共助」という住民間の協力に重きを置いた質問でした。しかし共助を育むのは健全な社会であり、見本となるべき公人の姿であると思います。現在国会では斡旋利得罪法の制定に取り組んでいるようですが、私は一刻も早く法制化されるよう強く望むものであります。
総合計画査定審議委員会の早期設置を要望いたしまして私の一般質問を終了いたします。